芽育そろばんスクール 姉妹校
そろばんはいつまで通わせる?
こんにちは!そろばん教室・芽育の講師 吉金です。
通学中のお子さんの親御さん、体験レッスンにお越しになる親御さんから「そろばんはいつまで通わせればよいのか?」という質問をよくいただきます。学習が進む中で、目標を設定し、いつ卒業するべきかを決めることは重要です。今回は、そろばんを通わせる時期についての考え方をお伝えします。
日商珠算1級の取得を卒業の目安に
当校では、日商珠算1級の取得をそろばん学習の卒業の一つの基準として推薦しています。日商珠算1級を目標にするのには、いくつかの理由があります。
- 私立中高への進学調書の加点や履歴書に書ける目安
珠算3級以上は、履歴書に書くことができ、特に3級以上は資格を持っていることで、就職や進学の際に有利に働く場合があります。最近では、私立中学・高校の入学審査においても、珠算3級以上の資格を持っていることが加点される学校が増えてきています。このため、3級以上の資格取得は、進学を考える上での重要なポイントとなります。
珠算式暗算の習得
そろばん1級取得の目的は、珠を動かして計算をすることだけではありません。最終的な目標は「珠算式暗算の習得」です。そろばんを習得した計算感覚で、頭の中でそろばんをイメージして計算できるようになることが、そろばん学習の本当の目的です。珠算1級まで取得していると、珠算式暗算もある程度の桁数まで対応できるようになります。
- 珠算式暗算は、日常生活や仕事の中で非常に役立ちます。例えば、会計や買い物、見積書を提示されたときの瞬時の計算を要する時に、その能力が活かされます。目安として、整数の3桁×2桁や5桁÷2桁(3桁)の計算ができる「暗算1級」を取得できることが望ましいです。
「通学時期」で区切る場合
そろばんをいつまで通わせるかについて、時期で区切る場合の目安として、小学6年生までに1級を取得できるかどうかが一つの目安になります。この場合、部活や学校の勉強が忙しくなる時期に入り、そろばんの練習に時間を割くのが難しくなります。そこで、目標を中学入学後最初の6月検定までに1級を取得するというのが最終時期となります。
これ以降は部活をはじめとする新生活のリズムを整えるのにかなりの労力を割くので、それ以降は練習時間を確保するのが難しくなります。以上の理由から小学6年生までに1級を取れなかった場合、中学入学後最初の6月検定を目指して集中して取り組むことをお勧めします。その後は、優先度を検討し、そろばん通学の継続検討のタイミングとなります。
まとめ
そろばんを通わせる時期は、珠算1級の取得を目指すことが一つの目安です。3級以上の資格は履歴書にも書け、進学や就職に有利に働くことがあるため、目標を設定して取り組むことが大切です。また、珠算式暗算を習得することが最終的な目的であり、それを実現するためには一定の練習時間と集中力が必要です。
習い事というのは、時期に応じた適切な学びがあると考えます。見方を変えると、早く習得できた方は、そろばんの次のステップも考えてもいいのではないでしょうか?私としては、お子さまの大切な時間の使い方を一緒に考えさせていただければそれに勝る喜びはありません。当校では、一定期間にそろばんで優秀な成績を収められた方に大学入試までの一貫プログラミングサービスを準備しております。お気軽にご相談ください。