とりえのない、うちの子がそろばんで初めて自信を持った話

こんにちは!そろばん教室・芽育の講師 吉金です。

「うちの子、全然計算ができない…」「他の子に遅れを取っている気がする」そんな風に感じている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、そんなお子さまが「そろばん」を通じて初めて自信を持つようになったという実際のエピソードをご紹介します。この話が、皆さんのお子さまにも希望と自信を与えるきっかけになれば幸いです。


1. 最初はそろばんが苦手だったお子さま

ある日、私の教室に通っていたあるお子さまの話を思い出します。彼は、最初の頃、そろばんがとても苦手で、宿題をするのも特に計算問題で時間がかかり、いつも×だらけの宿題を持って帰ってきては落ち込んでいました。学校の算数も、他の子より遅れていると感じ、すっかり自信をなくしていたようでした。

わらをもすがる思いで近所のそろばん教室の芽育さんに入りました。最初は「そろばん嫌い」と言っていた彼も、先生に小さなことで褒めてもらえるうちに、次第に先生に会いに行きたいという思いから、時間になると自分からスクールバッグをもって家を出るようになりました。


2. そろばんがもたらした変化

我が家でも少しずつ、リビングで「ぱちぱち」という音が聞こえて来てほほえましくやっている姿をそっと見守っていました。表情はこれまで見たことの無い…なんというか、没頭している顔でした。

何より驚いたのは、計算ができるようになると、彼の表情が変わり、算数の宿題を自分からさっとやるようになったことです。学校の先生からも「九九を覚えるのがクラスで一番でしたよ!」と褒められたことも彼のやる気を後押ししてくれました。このような小さな成功が、彼にとって大きな自信となり、少しずつ桁の多い計算にもチャレンジできるようになりました。


3. 自信を持てた瞬間

そして、そろばんを使うことで得た成功体験は、学校の算数にも良い影響を与えました。苦手だった算数のテストで初めて90点を超えて、結果的に成績が上がりました。これがさらに彼の自信に繋がり、他の教科にも良い影響を与えました。


4. 学びの楽しさと自信を大切に

教師の目から見ても今回のようなケースは少なくありません。最初はできないことが多いお子さまが、できることが増えていくと、まるでオセロが一気にひっくり返っていくように勢いの変わる姿には本当に感動します。「できた!」という達成感が自信に変わることで、お子さまの学びに対する姿勢がどんどんポジティブになりました。

そろばんは、計算力を高めるだけでなく、集中力や問題解決能力も養うことができますが、何よりも「できることが増える」ことが、子どもたちにとっては大きな力になるのです。


まとめ

「できることがなかったわが子がそろばんで初めて自信を持った話」をご紹介しましたが、このような成功体験は、どの子どもにも訪れるチャンスがあります。そろばんを通じて、計算力だけでなく、自信を持つ力を育て、学びに対するポジティブな姿勢を育むことができます。

お子さまが「できる!」という喜びを感じるために、そろばんを学ぶことはとても効果的な方法です。学びの楽しさを感じながら、自信を育むお手伝いができることを嬉しく思います。

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